1.背景
微小残存病変(MRD)は血液腫瘍において強力な予後因子であり、治療の適切な選択や予後の予測において重要な役割を果たします。MRDの測定にはフローサイトメトリーを利用した方法や症例特異的なプライマーを用いた定量PCRを利用した方法がこれまで利用されていましたが、フローサイトメーターを利用した手法では時に主観的な判断になるケースがあり、定量PCRでは症例特異的なプライマーがデザインできないケースもあるため、近年では次世代シークエンサー(NGS)を用いた解析手法も開発されています。NGS解析の想定されるメリットとしては感度が高く、客観性も安定的に高くなり、ハイスループット化も可能なことです。
2.解析概要及び特長
当社ではinvivoscribe社のLympho Trackシリーズ製品を用いた解析を提供いたします。Lympho TrackシリーズはTargetとなる遺伝子全体を解析することでT細胞とB細胞の評価を可能としております。また低濃度コントロールや内部コントロールを利用することも可能で、精度管理をしながら解析・評価することを可能にしています。
■Provided by Invivoscribe
3.オプション
血清・血漿でのProteomics解析も同サンプルから承ります。その場合は検体量が変わりますのでご相談ください。
4.検体条件
血清又は血漿 200uL以上調整・送付方法はお問い合わせください。受注は6検体単位で承ります。
5.納品物
作業報告書/ MRD Report 例)
■Provided by Invivoscribe
6.目安納期及び価格
4週間(目安)※多少前後することがございます。
”This test is performed using the LymphoTrack series products from Invivoscribe”本検査には、Invivoscribe社のLymphoTrackシリ-ズ製品を使用しております。